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\2023グッドデザイン賞受賞/SEA you againプロジェクト「石けんケースmu(ムー)」
2023.11.12 / News

2023グッドデザイン賞を受賞しました!

九州ADCアワード2023にてにてソーシャルデザイン部門大賞を受賞しました!

2022福岡デザインアワードにて大賞を受賞しました!

九州産業大学芸術学部「ソーシャルデザイン学科 伊藤研究室」、海洋プラスチックのアップサイクルブランド「buoy」を展開するプラスチックメーカー「テクノラボ」と共同で行っている、「海洋プラごみ問題」解決に向けての取り組み『SEA you againプロジェクト』。

『SEA you againプロジェクト』で今回製品化したのは、石けんケース「mu(ムー)」。
永く環境問題に取り組む、福岡県北九州市にある無添加石けんのパイオニア「シャボン玉石けん」にもご協力いただき、4社がコラボした石けんケースが誕生しました。

このネーミング「mu」は「無=0」という意味で、ゴミという言葉を「0(ゼロ)」にする。
海洋ごみを「0(ゼロ)」にする。
そして、今回石けんケースにセットし販売を行う「シャボン玉石けん」の「無添加=0」の意味も込められています。

一見、海洋ごみ問題と関係ないように思われがちですが、島の暮らしに石けんの排水は大きな問題。
直接海に流れるからこそ海洋ごみ同様、自然に帰るものでなければならないはずです。

「石けんケース/mu(ムー)」は、実際に海岸で採取した石から整形。
手に馴染む大きさ・サイズを追求するところから生まれました。
素材は100%海洋プラごみ。
ですから一つとして同じ色や柄の製品はありません。

偶然にも、懐かしいセルロイド製の石けんケースにも似ていませんか。
そして、ケースとして”蓋つき”にしたのも、頻繁に手を洗う機会が増えたコロナ禍。
どんな場所にも持ち歩き使っていただけるように、
またシャワーなどでお湯がかかって、石鹸が溶けてしまうという声から!
どうか今度こそあなたの暮らしに末長く寄り添ってくれる製品となってくれることを祈って。

海洋ごみの中で厄介者とされる「プラスチック」 。
元々人間の役に立つために生まれて来ながら、人間たちによって勝手に捨てられ海を漂って漂着した、言い換えれば被害者。
問題は捨てた人間の側にあるはずです。

『SEA you again プロジェクト』では、その気づきを多くの人たちに持ってもらい正しいプラスチック製品との関わり方をはじめ、広く海洋ごみ問題を知ってもらうこと、共に考えることを目的に今後も活動を進めてまいります。


<商品概要>
商品名:mu(ムー)
販売元:おぢかアイランドツーリズム
原材料:海洋プラスチックごみ(小値賀島産)
海ごみ採集団体:りっぱカンパニーズ、おぢか白浜ビーチ団、おぢかアイランドツーリズム(全て小値賀島)
本体サイズ:55mm✖️80mm✖️120mm
販売価格:3,500円(税抜)シャボン玉無添加石けん入り
製造(石けんケース):株式会社テクノラボ
製造(石けん):シャボン玉石けん株式会社
デザイン:九州産業大学FIND HOPE TOUR

<販売先>
おぢかアイランドツーリズム(小値賀島:小値賀港フェリーターミナル内)
B・B・B POTTERS(福岡:生活道具などを扱うショップ)
おぢか島旅ネットショップ
小値賀町ふるさと納税

<お問い合わせ>
おぢかアイランドツーリズム
電話:0959-56-2646


2023グッドデザイン賞
<審査員評価コメント>
現在、世界的に大きな問題となっている海洋プラスチックごみ問題。本製品は長崎県五島列島の小値賀島に漂着したプラスチックごみを回収し、島民が分別・洗浄・粉砕後に資源として買取り、離島では廃棄の困難なごみを地域独自のアップサイクルの石鹸ケースとして生まれ変わらせている。離島が抱える生活排水問題を解決したい、という願いから無添加石鹸をセットにすることで、地域における課題を浮き彫りにし、その周知や解決に対して一石を投じる、完成度の高い見事なプロダクトだと言えるだろう。実際に島の海岸で採取した石から整形したケース自体も実に魅力的だ。

『SEA you againプロジェクト』の詳細についてはこちらもご覧ください。

小値賀島の環境保護活動「OJIKA ISLAND GREEN TRIP」はこちらをご覧ください。