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春夏秋冬、島には地区ごとに小さな祭りが沢山あります。海の神、山の神、神仏様々な対象に祈りを捧げます。それは、季節のあるこの国で節目節目に行われてきた、自然への祈りと感謝。折にふれ神仏に海の安全と豊漁を祈願し五穀豊穣を祈り祝います。また、海に隔てられた島ゆえの、海とともに、自然とともに生きる暮らしが今に続いています。鳥の声で目を覚まし野の花で、季節の移り変わりを知り空を見上げ、風を感じて自然にお伺いをたて生きる毎日です。

太陽は、私たちすべてに降り注ぎ、月は漆黒の闇を照らします。満月の浮かぶ夜には漁師は船を出さず月が欠けるまでじっと待ちます。

雨降りの前には苗を植え、天のジョウロで水をまき赤土の大地が作物をそだてます。海から命の恵みをいただき、はるかな海原に生命を教えられます。